山梨郷へGO! 歴史の道を巡りながらパワースポットを巡る散歩道



千年の里「山梨」は「物井」とともに、最も古い伝統のある地区である。

日本最古の辞典と言われている「*和名類聚鈔」に山梨、は物部(物井)が記載されている。
*「ワミョウルイジュウショウ」

西暦930年頃、源順(ミナモトノシタゴウ)が編集した我国最古全20巻の百科事典。


コース順路


約4.5km、2時間30分

1.旭公民館スタート

2.大隆寺

3.松源寺

4.小名木川・遠田橋

5.森の小道

6.大六天社

7.豊受神社

8.長屋門

9.大塚常次郎の旧居跡と森

10.縄文の丘

11.御嶽大神

12.香取神社

13.妙見神社

14.地蔵菩薩

15.連理の樹

16.栗原邸

17.旅籠跡とさかな道

旭公民館ゴール


コース詳細


1.旭公民館スタート

2.大隆寺
鷲棲山大隆寺(じゅせいざんだいりゅうじ)。
大隆寺の本山は福井県の永平寺と神奈川県の総持寺です。
大永元年(1521)、南波佐間に開創されたが、大永7年には現在地に移転された。
本寺は成田市土室の「祥鳳院」である。
本尊は「萬願虚空蔵菩薩(まんがんこくうぞうぼさつ)」である。
山門と一体化した鐘楼は珍しく、現在の梵鐘は二つめであり、昭和53年に檀家、信徒より寄贈されたものである。
最初の鐘は第2次世界大戦の際、金属が不足し供出した。
現在、旭小学校が付近にあるが、その前身は大隆寺で、明治6年から同23年まで本堂を寺子屋としていた。

3.松源寺
日蓮宗 顕本法華宗 総本山は京都の妙満寺。
墓は小名木川・東作砦、鹿渡城を望める。

4.小名木川・遠田橋
市内の野生鳥類は113種類確認されています。
この地域では、カワセミ、ダイサギ、キジ、ハクセキレイなどをよく見かける。
また、小名木川は一部、浅瀬になっているので、子供達が水辺探検をすることもできる。
海抜は約10m。

5.森の小道
小名木川から幅員2mの小道、長さ200mを一気に登ると、標高約19m。
直角に左折して大六天様へ向かって約200m歩くコースである。
四街道にもこんな道があるのかと、歩いてみて非常に気持ちの良い道である。

6.大六天社
大六天は釈迦が悟りをひらく為の修行をしている時、これを妨害して、かえって釈迦に説き伏せられ弟子となった古代インド神話上の魔王。
我国では仏教守護神とされ、のちに民間信仰の対象となった「大六天様」と呼ばれ、病気払いにご利益がある。
3月5日が縁日。

7.豊受神社
豊受神社は極相林の中にあり、自然と生命の宝庫になっている。
極相林の中の光景は幻想的であり、木に神々が宿ると言われているが、さすが森の中のパワーはすごい!

8.長屋門
長屋門とは、日本の伝統的な門形式のひとつで、近世諸大名の武家屋敷門として発生した形式で、江戸時代に多く建てられた。
諸大名は、自分の屋敷の周囲に家臣などの為の長屋を建て住まわせていたが、その一部に門を開いて、一棟とした物が長屋門の始まりである。

9.大塚常次郎の旧居跡と森
明治期の自由民権運動家 大塚常次郎の旧居跡。
大塚は嘉永3年(1850年)、山梨の酒造家の長男として生まれ、明治17年〜29年まで県会議員、明治31年〜35年まで衆議院議員。
実業家としても、鬼怒川水力電気(現在の東京電力)の建設と経営に携わった。

10.縄文の丘
この辺りでは、縄文時代の土器が沢山見ることができる。

11.御嶽大神
神社本殿には、東京都青梅市の武蔵御嶽神社へ村人が参詣した写真が飾られている。
樹齢300年以上の木がいっぱいあるので是非お見逃しなく!

12.香取神社
境内は広さ1,000㎡、樫の木は市指定の保存樹で高さ20m、幹回り3.3m、推定樹齢330年。
香取神社は武運の神様と言われている。

13.妙見神社
千葉神社の前身北斗山金剛授寺の本尊妙見神の分霊を祭神としている。
亥の鼻城主 千葉常胤一族の厚い信仰の神であった。
千葉氏の先祖は古代豪族との説もあり、星辰信仰で知られ、この神社も星を祀っている。
明治期に入って神仏分離令により「天御中主(あめのみなかぬし)神社」となった。

*月見里城跡
「山がなくて、月を見るのに、良い里」としゃれた当て字で「やまなし」と読む。
鎌倉・室町・戦国時代の城跡と言われている。
空堀と土塁の跡が残されている。
ここから600年以上前の常滑焼の大きな甕が発見された。
この甕は四街道市民ギャラリー1Fに展示されている。

14.地蔵菩薩
菩薩とは、仏陀となる為の修行者を指す。
地蔵菩薩は仏陀となることを延期して、あえて菩薩状態にとどまり、悪世における衆生の苦悩を救済する。

15.連理の樹
違う樹の枝が互いに結合した様。
ひとつの枝が他の枝と連なって理(木目)通じた様が吉兆とされ、「縁結び」「夫婦和合」などの象徴として信仰の対象となった。
「比翼連理の如く末永くお幸せに」と祝辞につかわれる。

16.栗原邸
こちらの庭のイヌマキは、高さ8m幹回り1.63m、推定樹齢230年で市の重要樹に指定されている。

17.旅籠跡とさかな道
馬渡から山梨の「宿」を通り、鹿渡に抜ける道を山梨道(通称さかな道)と呼び、銚子方面から海産物を運ぶ輸送路で、馬渡から㸿橋(こてはし)までの13.5kmの中継点として、荷降ろし場になっていた。
江戸時代この辺りには、豆腐屋、鍛冶屋、油屋、紺屋、菓子屋、醤油屋、屋根屋、駕籠屋、大工、医者などがあり、農村では珍しく多くの職業が存在し繁栄していた。
その中の一つ栗原邸は、医院を営んでいた名門で、現在も当時を偲ぶ建物が残されている。

旭公民館ゴール